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私は土方さんの小姓から大坂にいる間は離れ、そのかわりに芹沢さんの世話をすることになった。
昼は取り締まり、そして夜には芹沢さんの世話。
大坂に来てからずっとそんな感じで、日々奔走している。
「…休みたい。」
大坂に来てからは、寝る時間がいつもより遅くなっている。
その原因は…。
芹沢鴨、である。
毎日毎日、酒を飲んでいる。
そりゃあもう、がばがばと。
そろそろ体に悪いですよって言ってあげたいくらいだ。
そして、飲んで飲んで飲みまくって夜中にお開きになる。
夜明けの二、三時間前ぐらいにだ。
それが三日も続けば疲れてくる。
二十六日に出立してから、二日ちょっとで着いて、それから二日目。
今日は五月二十九日。
これがいつまで続くのかわからないのがまた、疲れる原因ともいえる…のかもしれない。
でも、私のほかに被害にあっている人がいるのが、唯一の救いだ。
その人は、
永倉新八。