二人の声が揃う。
ほんとに仲がいいんだなぁ。
私はそう思った。
「美奈、なんで行きたくないの?
俺、行きたくてしょうがないんだけど。」
「私だって、大阪は楽しみですよ?
でも、芹沢さんの世話って大変そうじゃないですか。
何か、大きな問題がおきそうで怖いんです…。」
「「確かに…。」」
また二人の声が揃う。
「でも美奈さん、大きな問題が起きるなんてのはさすがにないですよ。近藤さんだっていますし…。」
沖田さんが言う。
「そうだよ、美奈。世話だって新ぱっつぁんにやらせりゃあいいし、皆いるんだから、大きな問題なんておこりゃあしないよ。」
藤堂さんも言う。
「そうですかねぇ…?」
「「そうそう。」」
私は二人の息の合い方に私は笑う。
すると、二人も笑っていた。
そうだよね…。そんなこと、なかなか起きるわけじゃあないし大丈夫だよね…。