百花繚乱-新選組-




スーッ


襖が開く音が聞こえてきたので、入り口を見ると土方さんと、その後ろに総司君がいた。





二人は私に向かい合って座る。



「玖龍、総司が本当にすまなかった。」



そう言って、土方さんが頭を下げる。



「土方さん、顔を上げてください。

私、もう気にしてないですから。」




土方さんはそうか、と言って顔を上げた。


すると、




「美奈、さっきはごめんね?」



総司君が笑顔で謝ってくる。





「は、はぁ。


…別に気にしてないから。」




私の顔は引きつる。
多分、私は笑っているつもりでもかなりぎこちないだろう。



この態度の変わり様、皆さんお気づきですか?
私、玖龍美奈は、総司君、いや、沖田さんの態度にさっきかなりイラッとしました。






「皆さん、ご心配をおかけしました。私はもう大丈夫ですので、皆さんはもう心配してくださらなくても大丈夫です。


その…。私、ちょっと疲れてしまったので、寝てもいいでしょうか?」




私は皆さんに笑顔でそう言う。ただ一人、沖田さんだけを除いては…。




「そうか、すまなかったね。じゃあ、皆、私たちはここでお暇しよう。」



近藤さんがそう言い、皆は部屋を出ていく。