百花繚乱-新選組-





部屋に重たい空気が流れる。




私は部屋を見渡すと、どうやら沖田さんはいないみたい…。





そんなことを思っていると、近藤さんが口を開き、重たい空気を取っ払ってくれた。




「美奈君、総司が悪いことをしたね。


本当にすまなかった。」



そう言って近藤さんは頭を下げる。



「い、いえ。もう大丈夫です。

だから近藤さん、頭を上げてください。
その、私気にしてませんから。

気絶して、皆さんに迷惑かけちゃってごめんなさい。」




「そうか…。本当に申し訳なかった。


今、歳が総司をみっちり叱ってるよ。


その、歳があの場に駆けつけてすぐに総司を連れて行ってしまってね…。
もしよかったら話してもらえないかい…?」



近藤さんは申し訳なさそうに、そして真剣に私に聞いてきた。





言っちゃってもいいのかな…?







私がしばらく考えた末に出した結果、それは






「いえ、何もないんです。
私が大袈裟に驚いてしまっただけなので。」




隠し通すことだった。


だって、こんなの言えないじゃん。恥ずかしいじゃん?





近藤さんは、そうか。と言ってその話は終わった。