「美奈、さっき何してたの?

たらい持ち上げて頭の上に持ってきたり、百面相したり。」




「沖田さん、やっぱり見てたんですか…?」


「もちろん。


あと、美奈。僕のことは名前で呼んでって言ったよね?
それに、敬語もなしだって。」



「あぁっ、ごめん!!」





「やっぱり美奈って面白いなぁ。見てて飽きない。」




「総司君、ひどい…。」




私は顔を赤くする。

すると、いつのまにか近くに来ていた総司君に私はびっくりして、より一層顔を赤くする。








私は総司君から顔を隠すように洗濯に取り掛かった。





総司君がこっちに近づいてくる足音がしなくなったので私はほっとした。




よかった。やっとどっかに行ってくれた…。






私がそう思い、油断したその時だった。





ぎゅっ