私は肩をビクって動かして、沖田さんの方を向く。




「あははー。なんのことでしょー。」



自分でもびっくりするぐらいの棒読み。



それと、引きつった顔…。



「「…。」」



しばらく沈黙が続く。




お願いです、沖田さん何か喋ってくださいっ!!








私は耐え切れなくなって口を開いた。

「そろそろ、洗濯しちゃわないとなー。」


沖田さんの方から顔を背ける。



すると…




「ププッ…。」




小さな小さな笑い声が聞こえてきた。



私、沖田さんに笑われました。





恥ずかしくなって、そのまま作業を続ける。


気にしない、気にしない。