百花繚乱-新選組-





夕餉の後、土方さんに呼ばれる。
沖田さんと一緒に。

「お前、料理できるか?」



土方さんのいきなりの問いかけにびっくりする。


「一応、できますけど…。」

そう答えると、




「玖龍、頼みがある。



総司に飯の作り方を教えてやってくれ…。」


「えっ…?」


「土方さん、僕にご飯を作るのを教えてくれる先生なんていらないですよ?」


沖田さんが土方さんに黒い笑みを向けると、土方さんは沖田さんをギロリと睨む。有無を言わせないようだ。





「総司の飯を食った皆の様子を今日見ただろう?それに、あの飯のまずさも。


飯ごときで隊士の体調を崩す訳にもいかねぇんだ。
頼む。」




「土方さん、まぁ基本ぐらいなら教えることはできますけど…

本当に私でいいんですか?
沖田さんを成長させられる確信はありませんよ?」



「それでもいい。隊士たちが悶え苦しむようにならない程度のまずさなら、それでいい。」



「じゃあ、それでいいなら、私、頑張ります!!


沖田さん、これから頑張りましょうね?」





沖田さんを見るととても不服そうな顔をしていたけれど、渋々頷いていた。




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