膳を前にして悶え苦しむ隊士たち。
その中には、永倉さんや原田さん、そしてあの無口でクールな斉藤さんの姿もあった。
斉藤さんがあんなになるなんて、どれだけデンジャラスな食事なんだよ…。
周りを見渡すと、私と藤堂さんや、後で来るであろう近藤さん、土方さん、山南さんの五つの膳がまだあった。
私と藤堂さんは膳の前に座る。
藤堂さんは膳を見て、眉をひそめて口角を引きつらせていた。
私も膳を見る。
私は膳を見て唖然としてしまった。
焦げた魚に、見るからに味が薄そうな味噌汁。
それに…ご飯がおかゆになる前の何とも言えない状態。
これはひどい…。
その中でも、青菜のおひたしがあった。
これは見た感じ今までの物と何ら変わりない。
私はその青菜のおひたしに手を伸ばし、口に含もうとした。
「美奈、それを迂闊に食べたら…」
藤堂さんが危ないと言う前に、私はもう、おひたしを口に含んでしまっていた。
私の顔がどんどん青くなっていく。
「…辛い…。」
私がそう言った時、ある人物が部屋に入ってきた。

