説明しよう!!
ここ、壬生浪士組には女中がいない。
だから、ご飯や洗濯などは、すべて隊士がローテーションを組んで行っているのであーる。
じゃあ、女中を雇えばいいじゃないか
という方がいらっしゃると思うのだがしかし!!
それはあまーい考え方なのだそう。
なんでも、土方さんいわく女人禁制のこの隊で、女中を雇ってしまえば、隊の風紀が乱れ、隊務に集中できなくなってしまうのだとか、なんだとか。
あ、でも気にしないでね。私は、特例で隊に入ったのですよ、はい。だから、私は平隊士にばれないように男装しているんですね、はい。
はい。ということで、今日の夕餉の当番はかなり料理が下手くそか、味覚音痴かのどちらかになります。
今までもまぁそれなりにって感じの味付けだったけど、愛嬌でごまかせた。
皆も頑張って作ってくれてたわけだし…。と言って食べてはいたんだけど…。
藤堂さんのあの顔を見たら、今日はそうもいかないみたいで…。
広間に近づけば近づくにつれて、なぜか、隊士たちの悶え苦しむ声が大きくなってくる。
そんなに悶え苦しむほどその料理はまずいのかと思ってしまう。
私も藤堂さんも広間に近づくにつれて、どんどんと顔が青ざめていく。
私たちはいつの間にか広間の前に来ていた。
「はぁー…。」
藤堂さんが溜息を吐いて襖に手をかける。
私たちが広間の襖を開ける。するとそこは、
まるで地獄絵図のようだった。

