なんか、緊張して損した…。
「美奈、せっかく外出許可が出たんだ。
団子でも食いに行こうぜ!!」
私は顔を上げて笑顔で頷く。
さっきのことは、水に流そう。うん、うん。
っていう意味を込めて。
そうして私は藤堂さんとお団子を食べに行った。
お団子を食べるところは、甘味処といってお団子を食べるだけではなく、餡蜜などもあるらしい。
「美奈、何食いたい?
門限まではまだあるし、いっぱい食っていいよ!!」
そう言った藤堂さんに私は目を輝かせる。
「藤堂さん、後悔しないでくださいね…?」
そう言って私は藤堂さんに黒い笑みを見せる。
「美奈、少しはてかげ…「おじさん、団子五十本に餡蜜六杯頂戴!!」
藤堂は唖然とした。