翌日、私は土方さんと一緒に街に来ている。
街に来た理由、それは刀と服を買いに。
制服しか持っていない私は、いつまでも誰かに借りて服を着るわけにもいかないので、衣服を買いに。
刀は隊務に参加した時に、丸腰だと危ないから必要なのだそう。
だから、私は土方さんと一緒に街に来るはめになってしまった。
うぅっ、怖い…。
まず初めに、刀を買いに行く。
「今日はどんな御用で?」
「あぁ、こいつに刀を持たせようと思ってな。
それで、何本か持ってきてもらいたいのだが。」
「あんさん、女子やろ?
ほんまに刀を持たせる気かい?」
店のおじさんが驚いた顔で土方さんに聞いてくる。
「あぁ。壬生浪士組の一員になったのでな、刀が必要なんだ。」
「そうかい、そうかい。」
そう言って、おじさんは刀を探し出す。