朝、私は藤堂さんに起こされる。
ちょっと大きいが、藤堂さんの着流しを貸してもらって、朝餉を食べに行った。
そこで、皆がそろったのを確認すると、土方が口を開いた。
「玖龍、遅い。」
「すみません…。」
私は土方さんに頭を下げる。
これからは朝、ちゃんと起きなきゃなぁ…。
美奈は朝が苦手である。
だから、現代では執事に毎朝起こしてもらっていた。
「まぁ、いいじゃないか、歳。
美奈君も座りたまえ。」
私は近藤さんに促されたところに座る。
土方は小さく
「これだから…。」
とつぶやいていた。
「それでは、いただきます。」
近藤さんの言葉を合図に食事が始まる。
「今日、美奈君の歓迎会を開くからな。」
そう近藤さんが言うと、原田さんと永倉さんの歓声。
すごかった。
私は素直にそう思った。
ご飯を食べ終わった後、私は藤堂さんに屯所の案内をしてもらった。
屯所内の隅から隅まで。
案内が終わるころには、もう夕刻で、そろそろ宴が始まるころだった。
私たちは大広間へ向かう。
私たちが一番最後だったのか、皆、もう飲み始めていた。

