永倉さんがこちらをニヤニヤ見ていることに私は恥ずかしくなり、俯いてしまう。
それを見た藤堂が
「新八、俺の組の隊士を苛めないでくれよ。」
とむすっとした。
それを見て原田さんが噴き出す。
「お前ら面白すぎ。
特に美奈、硬直したと思ったら顔赤くなるし…。」
「えっ、そんなことないですよっ!!」
私がそう言ってわたわたすると、今度は三馬鹿が私を笑う。
私は恥ずかしくなって、また俯く。
「そろそろ遅いし、もう寝るか。新八と左之は帰った帰った。
よし、美奈寝るぞ!!」
そう言って藤堂さんは二人を追い出し、二人分の布団を敷く。
私たちは布団に入って、すぐに寝入った。