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ここはどこだ…?
「お目覚めですか?」
僕が目を覚ました時、どこからか声がした。
周りを見渡しても、一面白。
「藤堂さん、探しても見えませんよ。
私はもう姿を現すことはできませんから。」
「だれだ!!」
「木花咲耶姫…いえ、美奈さんをあなたがいた時代、幕末に連れてきたものとでもいいましょうか。」
「…は?」
「まぁそんなことはおいといて、あなたはまた現世に戻りたいですか?」
「はっ、そんなの戻りたいに決まってるじゃないか。」
「そう…、戻るのはいいんだけど、辛いわよ?」
「どういうことだよ、それ。」
「戻る代わりに、あなたの大切な何かを失うかもしれないってこと。」
「は…?なんだよ、それ。
大切な何かってなんなんだよ!!」
「さぁ、それは私にもわからない。」
意味わかんねぇ。
大切な何かってなんなんだよ。
おれは生き返らないといけないんだ。
あいつ、美奈を守るために帰らなきゃ…。

