「で、だ。
総司、体に異変はないか?」
「総司、本当のこと言ってね?
今療養すれば、すぐに戦に出られる。
史実では諸説あるけれど、喀血したのは池田屋が有力だって言われてるの。
もし総司が池田屋で喀血したら、そこからはあまり戦に出られなくなる。」
「うーん。
咳は出てないんですけどね…。
池田屋が終われば、医者に行きますよ。」
ほっと安堵の息をつく。
「そう、それならよかった。」
「じゃあ、総司はいいな。
永倉と藤堂は気をつけれよ?
何が起こるかわかれねぇから。
美奈、さっき死者が三人ほど出るって言ってたな。
誰だ、それ。」
「あ、はい。
池田屋で亡くなるのが奥沢さん。
それと、その池田屋で重傷を負って一か月後ぐらいに亡くなるのが安藤さんと新田さんです。」
「そうか、ありがとよ。
美奈、お前は救護班として屯所に残れ。」
「え…。」

