私の処遇を言い渡される。



それは、隊士兼、土方さんの小姓となった。



歳が一番近く、性格が一番明るくて親しみやすい藤堂さんのもとで働いたらいいだろうとの助言があったため、私は藤堂さんと共に働くことになった。



部屋は空きがないため、藤堂さんと沖田さんと同じ部屋。



私が女だということは幹部だけの秘密にして、しばらく仕事をするそうだ。












私は部屋を後にして、藤堂さんと自室に向かう。その途中にある部屋をなどを少し紹介してもらった。




沖田さんは用事があるみたいで、今日は部屋に戻らなかった。
なんでも夜の巡察があるんだとか…。



私は自室に戻った後、藤堂さんにいろいろなことを教えてもらった。


今は文久三年、四月の終わり。
そしてこの組、壬生浪士組のこと。


そして、仕事のこと…。



説明が終わり、しばらくすると、襖が勢いよく開く。



「平助!!遊びに来たぞ!!」




そこには、さっきいた幹部の二人。


永倉さんと…名前はどうやら原田左之助というらしい。
本人が名乗ってくれた。



私は軽く挨拶をする。


「新八と左之と俺は、三人まとめて三馬鹿って言われてんんだ。」



藤堂君が軽く説明をしてくれた。