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ところ変わって道場。
今日も威勢のいい掛け声が響いている。
「おぅ、美奈。どうした?
お前の隊は稽古まだだろう。」
そう言って竹刀を担いで片手をあげ、笑顔で近づいてくるのは原田左之助。
美奈は今、すこぶる機嫌が悪い。
本人は気をつけて笑顔で言っているつもりだが、顔が引きつって、怒っているのは一目瞭然である。
「原田さん、ちょっと道場お借りしますねぇ?
沖田さん、斉藤さんも!!
少しの間道場お借りしたいので開けてもらってもいいですかぁ?」
と奥で稽古をしている沖田と斉藤にも声をかける。
美奈の様子を見た三人は何事だと思いながらも道場を開けてくれた。
「おい、私のことが気に入らない隊士勝負してやる。出てこい。
今すぐにだ!!」
そう声をかける美奈。
隊士たちは美奈を嘲笑っている。

