「黙って聞いてれば随分と好き勝手言ってくれているじゃないですかぁ?」
「なんだよ!!
本当のことだろうっ!!」
「あらぁ、私、そんなことした覚えありませんことよ?
私のことが気に入らないのであれば剣を使えばいいじゃないですかぁ?
それとも、あなたたちはこの私が剣を使えなくてこの隊に入隊したとでもお思いだったのでしょうかぁ?
あ、それとも、あなたたちがまともに剣を使えずに入隊したのかしら?」
「くそっ!!
好き勝手言いやがってっ!
いいだろう、受けて立つよ!!」
「あら、それでは今から道場にいきましょうかぁ。
ふふふふふふ…。」
こうして美奈たちは道場へ向かった。
美奈たちが去っていった廊下の突き当りの曲がり角の物陰。
そこには顔を青くさせた永倉新八と藤堂平助がいた。
「-あいつ、すげぇ怖かったな…。」
「新ぱっつぁん、僕、あんな美奈初めて見たよ。」
「あぁ。俺もだ。
ありゃあ、怒らせたら土方さんより怖いぜ…?」
「美奈は、絶対に怒らせちゃあだめだね…。」
「あぁ、そうだな…。」
「あの新入りたち、どうなるんだろう…?
新八さんの隊だよね…?」
「あぁ、ちょっと歯止めが利かなくなった時の為に行ってくるわ…。」
「あ、僕も行くっ!!」
こんな会話が繰り広げられていたことを美奈は知らない。

