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朝餉の後、後片付けをしていた美奈。
幹部の方々は稽古や巡察と各個人の仕事に取り掛かりに行った。
ひそひそと聞こえる声。
その内容はここではあまり聞こえない。
気にせずに仕事を続ける。
すると、「あ、いたぜ。」という声と共に、私の悪口大会が始まった。
幹部の方とどうだとか、何か汚い手を使っただとか根も葉もないことを言われる。
最初は耐えて黙って聞いていた美奈でも、途中からどんどんひどくなっていく内容に、青筋を立て始めた。
「あぁっ、もうっ!!
我慢ならないっ!!」
そう言って、隊士たちのもとへドスドスと足音を立てて近づいて行く。
私のことをボロクソ言ったあいつらに痛い目遭わせてやる!!
「あらぁ、皆さん。こんなところで何を話していらっしゃるのかしらぁ?」
「「うわぁっ!!」」
ドスドスと足音を立てて近づいたはずなのに、悪口大会に夢中だったのか、私に気付かなかったらしい。
声をかけたら、驚いて顔が青ざめていた。

