「ねぇ煉さん、今日は夕餉、何にしますか?」
「うーん、そうだなぁ。
美奈が作るものなら何でもいいかな?」
そう言っていたずらっ子のように微笑む煉さん。
「もう、煉さんったら!」
と笑っていると、煉さんがいきなり会釈をする。
私は振り返る。
そこにはさっきの参拝者がいた。
私は慌ててお辞儀をした。
その姿を見たからなのか、煉さんがクスクス笑っている。
「あぁっ!煉さん酷い!笑うなんて!!」
「ごめんごめん。
つい、ね?」
「もうっ!!」
そして私たちは笑い合った。
その夜、私は目を覚ます。
刀がぶつかり合う音。
何だろうと、廊下を歩く。
すると、後ろからいきなり首を叩かれ、気を失った。
気を失う直前、だれかが「すまない。」と言っていた。

