「歳、それなら彼女に剣を扱えるか聞いてみろ。それがだめなら誰かの小姓としてここに住まわせればよい。
女子をこんな危ない京の街に放り出すわけにもいかんだろ?
なぁ歳、いいだろう?」
近藤さんが涙目で土方を見る。
すると土方はそんな近藤に根負けしたらしく、渋々了解した。
「小娘、おまえ、剣は使えるのか?」
私は土方に聞かれ、頷く。
それを見た土方が幹部を連れて道場へ行った。
私もその後について行くと、土方に木刀を手渡される。
もう一つは土方が持っている。
ということはきっと土方と試合だろう。
土方は沖田に審判を頼んだ。
「それでは両者構えて…はじめ」
その言葉を合図に試合が始まった。
小さいころから美奈は剣道を習わされていた。
美奈は土方の様子を伺う。
この人、隙がないっ!!
そう思った瞬間、土方が踏み込んできた。
私はそれをよけ、土方の方を見る。
すると、土方はまた打ち込んできた。
激しい打ち合いが続く。

