それから数か月が経った。
いまだに煉さんに対しての後ろめたさは消えずにいる。
新年を迎えた一月。
寒さもピークを迎えた今日この頃。
私は一人で町に来ていた。
新選組も新しい新入隊士を迎え、その中には有能な監察方として有名な山崎烝も入ったようだ。
どんどんと大きくなっていく新選組に心なしか嬉しさを感じる。
時々思う。皆は元気なのか。
ちゃんと食べているのか。
風邪はひいていないだろうか。
やはり今日もそんなことを思いながら、夕餉の買い物に来ていた。
数か月もたつと、何もしていないのにただ飯を食べている気がして、せめてご飯や掃除だけでもと頼んでやらせてもらている。
いつもは煉さんが一緒なのだが、今日は抜けられない用事があり、一人で来ていた。
『危ない奴等には近づくんじゃないよ?』
とか、たくさん心配の言葉をかけられ、その度に
『大丈夫だから。』
と言う。
煉さんは神社を出ていく時でさえ、『気を付けて。』と言う。
終いには、懐刀を持たされる始末。
『どうしても危険を回避できなかったときには、これを使うんだよ?』
と言われ、持たされた。
持たされた懐刀を見て笑みを漏らす。
「煉さんは、過保護だなぁ…。」
なんて呟く。

