「永倉はん、いくらなんでも酔いすぎるんとちゃいますか?
お酒の飲みすぎはお体にお悪ぅございますぇ?ほどほどにしとかんと…。」
「いいんだ、いいんだ。
あいつにほっとかれたんだ。
体が悪くなったらあいつのせいってもんよ!!」
「まぁ、永倉はんったら…。」
そう言って永倉さん相手に会話を進めていく。
「それにしても」と永倉さんが私に体を寄せてきた。
そして次に放った言葉は、
「美雪さん、美奈とおんなじ匂いするなぁ。」
という言葉だった。
私はビクッとする。
それでも気づかないのは、永倉さんが酔っているせい。
永倉さんが酔っていてよかったと思った。
でも、まぁ、永倉さんにはいいかな…。
協力してもらおう。
そう思い、私は永倉さんに真実を伝えた。
永倉さんは持っていた盃を落とす。
「永倉はん、どないしはったん?
大丈夫どすかぁ?」
と形上気遣ったように見せかけ、小声で
「平助には内緒ですよ?
もちろん、皆さんにも。
ちょっと協力してくれませんか?」
と伝えた。
すると、永倉さんも乗ってくれる。
「で、何をすればいい?」
「とにかく、できるだけ自然に、平助君へのちょっとした復讐なんで、彼が気づいた時に嫉妬するぐらいでいいです。いつも通りの島原での行動をしてください。
沖田さんは知っているので、話しても大丈夫です。」
「おうよ。」
そう言って、永倉さんは作戦に参戦してくれたのだった。

