百花繚乱-新選組-




私が次に目が覚めたのは見慣れない天井。

辺りを見渡すと沖田の顔と、可愛らしい顔をした男の子がいた。



「ぅわっ起きた!!」



可愛らしい顔をした男の子が言う。




そんな、幽霊を見たような驚き方しなくても…。



私は密かにそんなことを思った。





すると、沖田にそっくりな人が口を開く。




「平助、局長と副長、それから幹部を集めて。」



それを聞いて可愛らしい顔をした男の子が腰を上げ、部屋を出ていく。


それを見ていると



「起きれますか?」



と沖田にそっくりな人が聞いてくる。


私は小さく頷くと沖田にそっくりな人に手をひかれ、ある部屋に連れていかれた。







襖を開けると、さっきの男の子と、険しい顔をした男の人たちが座っていた。
私と沖田にそっくりな人は部屋に入る。
そして、部屋の中央に座らせられ、私の周りを囲うように皆が座る。





私は驚愕した。





だって、そこには近藤勇と土方歳三、永倉新八に斉藤一と歴史的に有名な人たちの顔があったのだから。