そんな時、
「濃らに意見すると申すのか!?」
と芹沢さんが、鉄扇を振り上げ、門番の一人の顔に当たった。
それを近藤さんが宥める。
「我々が今すぐに確認しに行くので、芹沢殿はここでお待ちください。」
「ふんっ。」
そこで争いは収まった。
が、両者ともに文句を言い合っている様子。
その様子を見て、近藤一派の誰もが溜息をついていた。
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しばらくして戻ってきた近藤さんから伝えられたのは、御所内の御花畑を守れということだった。
「おいおい。御花畑ってここかよ。」
「なにか、守らなきゃならねぇ特別な花でもあるのかぁ?」
と口々に出てくる文句。
「まぁまぁ。会津中将殿からの命だ。
心して警護にあたろうじゃないか。」
またまた皆を宥める近藤さん。
皆は渋々警護に当たった。
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「あ゛~暇だぁ…。」
「平助君、そんなこと言っちゃだめだよ!!
真面目にやらなきゃ。」
暇だという平助君に、私は一喝入れる。

