さすがに総司はまだ早いか…。

吐血するのは確か来年の六月。
まだ早すぎるのか。


それにしても、結核っていつぐらいから症状出るんだろう。
それ、知らないからなぁ…。



予防に越したことはないか…。




私は総司をほったらかしてすたすた歩き出す。







とりあえず、土方さんのところに行って、政変のこと聞きに行こうっと。







――――――――――


「土方さん、美奈です。」


「入れ。」



スッ




「土方さん、そろそろ御所の方から何かお達しありました、よね?」




ピクッ




土方の目が一瞬泳ぐ。

こりゃあ図星だな。





「あったんですね?」


「……。」


「あった、んですよね?」

今度は強調して言う。