二人で並んで歩く。
最近はこうやって二人でいることが多くなった。
今は皆さん公認のカップルだから堂々としていられる。
まぁ、永倉さんとかにはすっごくからかわれるけど。
主に平助君が。
「なぁ美奈?
今度の非番の日、美奈、俺と被ってたよな?
その日、予定空けといててくんねえか?」
私が思い出し笑いをしていると、突然そう言われた。
「―――へ…?」
「だぁかぁらぁ、予定空けといてって。」
「―――あ…、うん。いいけど。」
平助君、何考えてるんだろう?
すると、廊下の向こうから左之さんが歩いてくる。
左之さんは、原田さんのこと。
私は目が覚めてから、しばらく隊務に戻るなと土方さんに言われてから、左之さんは私が暇してるんじゃないかって心配して、毎日部屋に来てくれた。
その日あったおもしろいこととか、たくさん。
平助君が夜の巡察でいないときなんか、私が寝るまで沖田さんと一緒にいてくれて。
なんか、お兄ちゃんみたいだなぁって思った。
それからは、左之さんの許しもあり、こうやって呼ぶようになったのだ。
ていうより、左之さんが、私のことをかわいい妹みたいだって言ってくれた。
「あっ!!左之さん!!」
私は左之さんに飛びつく。
「おぅ、美奈。土方さんが呼んでたぞ?
平助と一緒に来いだってよ。」
左之さんが私の体から自分の体を話し、私の顔を見てニカァっと笑う。
「うん、わかった!左之さん、ありがとう。」
「平助君、土方さんのところに行こう?」
私は平助君と一緒にその場を後にした。

