お梅さんの気持ちがよくわからない。
「それで、今日は何をするんですか?」
「おぅ、それはじゃな…
もう終わった。」
「―――はぁっっ!?」
「だから、もう終わったのじゃ。」
「終わったって…。」
「あぁ、だからもう帰ってよいぞ。」
「はぁ…。」
私は帰っていいと言われたので、芹沢の部屋を後にした。
皆が待っている八木邸へ向かって歩くと、門前に平助君がいた。
「平助君っ!!」
私は平助君に飛びつく。
最近できた習慣みたいなものです。
私が最近一人で行動するようになってから、平助君はいつも門前に立って、私の帰りを待っていてくれている。
だから、嬉しい気持ちを表すために私は平助君に抱きつくことが習慣みたいになっていた。