浅葱色に射す一筋の泪





優輝菜「隣国との争いは極力避けないと、ミサイルが開発されたら、国から攻撃される………。戦闘機が開発されないとミサイルを撃ち落とすことは出来ない。

東京は焼け野原になるでしょ?


ただし……どんな事があっても、清に賠償金を払わないで?」


麻呂「理由は?」


優輝菜「そのお金で核弾頭を作って日本に的を合わせるようになるから……」


麻呂「なる程……。金は渡さない。」


優輝菜「それから……清が日本に入る場合、関税をメチャメチャ引き上げた方が良い。 出来るだけ支那人の上陸を許さない方が良い」


麻呂「なる程……」


優輝菜「阿片を密輸されないように徹底的に検査して………」


麻呂「分かった」


弾薬は……何に使おうとしてたんだ…?


優輝菜「阿片が持ち込まれたら日本は終わるよ………」


麻呂「うん、腐るな……」


優輝菜「聴取はどうなってる?」


麻呂「通訳を介しているが、吐かねぇ」


優輝菜「日本を乗っ取るつもりじゃないよね……」


麻呂「………………………。侵略か?」


優輝菜「アメリカなんかよりよっぽど危険だな」


麻呂「そうだな………。」


優輝菜「誰が挙兵しようとしてんの?」


麻呂「晋作」


優輝菜「…………………でしょうね。
で、桂さんが反対してるんでしょ?」


麻呂「木戸孝允ね………」


優輝菜「改名してんじゃねぇ!!!」


麻呂「煩いなぁ……」


優輝菜「今はまだ挙兵するには早い。会談を繰り返し、した方が良い……」


麻呂「そうだなぁ〜〜〜。清に行ってくるかな…。」


優輝菜「それから、ソビエト連邦からの攻撃を恐れて朝鮮半島を占拠しようとしないで? その分、日本が強くなれば良いだけだよ」


麻呂「は?」


優輝菜「朝鮮半島の領土争いで清と戦争になる。 数年後……。回避して」


麻呂「清が引かなきゃいずれ戦になるだろ?」


優輝菜「……………………………。」


麻呂「日本国が舐められたままで良いと思うか?」


優輝菜「…………………うん………」


麻呂「また来る。早く良くなれ」ナデナデ


優輝菜「私、もうお婆ちゃんですよ?」


麻呂「優輝菜は変わらない………」


優輝菜「どうも………。」


スパンッ!


土方「俺の家に勝手に入ってんじゃねぇっっっ!!!」


優輝菜「はぁ〜〜〜〜〜〜………」


土方「なんだ………」


優輝菜「晋作が清に対して挙兵しようとしてるんだって」