土方「連れてけ……。優衣と顔合わせるのも良くない……」
優衣「ゴキブリが優輝の耳に入ってる〜〜〜〜〜〜!!!」
バチンッ!
土方「んな訳あるかっっっ!!!」
優衣「虫と共に生きよ………」
スタスタスタスタスタスタ
土方「……………………………。
優衣の奴、相当頭にきてんだな……」
勇司「…………………………。
母上、連れて行きます………」
近くだから徒歩でお爺ちゃんの病院へ連れて行った
父「……………………………。
何があったんだ?」
勇司「優衣が母上に暴言吐いたら倒れた」
母「暴言って?」
勇司「ゴキブリに食べられてしまえ」
父「……………………………。
それだけ?」
勇司「幕末で虫が苦手になったんだよ。
俺が産まれる前に……。 前は眠れない程、酷かったみたいだよ?」
母「だから……眠りが浅くなったのかな……」
父「取り敢えず寝かせなさい。勇司、ありがとう。戻って良いぞ」
母「気をつけなさいよ〜〜〜〜?」
勇司「サーベルがあるから大丈夫だよ」
サーベルとは、警視庁が唯一許可されている、刀の様なもんだ。
廃刀令が出てから、警視庁はサーベルを所持するようになった。
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優輝菜は二週間後に屯所に戻った
優輝菜「近藤さん、ただいま戻りました」
近藤「まだ休んでろよ?」
優輝菜「はい。ありがとうございます。
でも、体は元気です。何かあったら言ってください………」
近藤「あぁ……。取り敢えず寝てろ」
優輝菜「はい」
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数日後、総理大臣が直々に訪れた
麻呂「優輝菜……。お前が撃たれたから俺は土方に殴られたよ?」
優輝菜「おめでとうございます」
麻呂「……………………………。
殴るよ?」
優輝菜「国で一番忙しい筈のお前が何やってんだ。早く帰れっっっ!!!」
麻呂「本当に怪我してるの?」
優輝菜「もう平気なのに……みんな過保護なんだよ……。兎に角……暇……」
麻呂「贅沢な悩みだね………」
優輝菜「まさか……それだけ言いに来たわけじゃないよね?」
麻呂「いや……。もしも、清を攻撃するって言ったらどうする?」
優輝菜「反対」
麻呂「何で?」

