熱が下がるのを待って優輝菜達も宿を出た
優輝菜の体調を観ながら休み休みバイクを走らせる
アメリカのカメラマンが撮影していた事に六人は気づいていなかった。
しかし、当時の撮影にはかなりの時間がかかる為、写真には残らなかった……。
悠馬も足として残されていた。
バイク三台………。
この時代にあり得ない物だ………。
カメラマン「What, that .... Japan may pose a threat......(何だあれは……。日本は脅威になるかもしれない………)」
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優輝菜が屯所に着くと、大至急寝かされた
優輝菜「ずっと寝てたから背中痛いんだよね……。」
優衣「おぃ。優輝!!! 無事に帰って来いって言ったよな………」
優輝菜「優衣……。私がいない間、何人産まれた?」
優衣「五人………。
……………………………。
んな事はどうでも良い!!! 心配かけやがってーーーーーー!!!」
ガクガクガクガク
優輝菜を揺する優衣
土方「止めろっっっ!!! 傷口が開くだろうがぁっっっ!!!」
優衣「死にませんから、そんな心配はご無用………」
土方「止めろってーーーーーー………」
土方は優衣を優輝菜から剥がし、廊下に摘まみ出す
土方「怒りが収まるまで入るな!」
優衣「優輝を……戦に出すのはやめて」
土方「俺だって出したくねぇんだ!いつも無茶するし、言うこと聞かねぇし!」
優輝菜「聞こえてるーーーーーー!!」
土方「知ってる!聞こえるように言ってんだ」
優輝菜「あっそ。 優衣。私は戦には出続けるよ。 これが私だからね?」
優衣「くそばばぁ……。ばばぁにもなって何言ってんだ……この……
クソ野郎!!! お前なんか……ゴキブリに食べられてしまえっっっ!!!」
バタン………
スーーーーーー
土方が障子を開けて中を覗くと……
土方「失神しやがった……勇司〜〜!」
バタバタバタバタバタバタ
勇司「はい?」
土方「優輝菜が倒れた。父上ん所連れて行け。そもそも何で連れて帰ったんだ」
勇司「母上が寝てれば治るから……と」

