浅葱色に射す一筋の泪






優衣「優輝……戦に行くの……?」


優輝菜「いや……戦じゃなくて、捕縛ね?」


優衣「……………………………。死なないでよ?」


優輝菜「分かってるって……」


優衣「相手は?」


優輝菜「支那人」


優衣「っっっ!!! 優輝は行くべきじゃない!!!」


優輝菜「息子が3人も行くし、歳も行く……。 総司もだよ?」


優衣「………………………。でも!!」


優輝菜「優衣には仕事を預けちゃうから迷惑かけるけど……お願いね?
パパとママも行くから………」


優衣「パパとママ………」


優輝菜「優衣の前ではこの呼び方で良いでしょ?」


優衣「誰一人死なせずに帰って来なよ………?」


優輝菜「……………………………。
あのね……優衣ちゃん。死なせる前提で行かないからね?誰も………」


優衣「総司を……無事に返して………」


優輝菜「分かってる」


優衣「お前もなっっっ!!!」


優輝菜「分かってるって!!!」




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烝達が調べ上げて新選組幹部と、バイクの隊が出動した……


両親は医療の道具をたんまり持ってきた


幹部は後ろに乗る


今日は土方運転で、優輝菜が後ろ……




……………………………。





敵陣に程近い所に宿を取り、会議。


土方「今回は俺が指揮を取る。
陸。先頭を切れ。運転は悠馬。陸はケツから銃を使え。

魁斗も運転で翔はケツに着き、陸を援護。

其々割り振った。 幹部をケツに付けてくれ。」


優輝菜「私は?」


土方「お前が運転。俺がケツから撃つ」


優輝菜「はい」


土方「父上と、母上は此処で待機。
怪我人が出たら直ぐに対処出来るよう願います。

監察を付けとくから……俺のトランシーバーに無線が届くようになってる。


俺に何かあったら……指揮を総司に任せる」


全「はいっっっ!!!」


勇司と歳輝も、後方ではあるがケツだ


土方「相棒のどちらかが負傷したら、負傷していない方が宿まで連れてけ。

狼狽えず、早急に運べ。良いな?

優輝菜が負傷した場合は、指揮官の俺は戻れねぇから勇司……頼んだ」


勇司「はいっ!」