浅葱色に射す一筋の泪





優輝菜「歳……。支那人が何かを企んでたら……私のせいだから……。
世を変えたのは私だから……これは私の責任………」


陸「優輝さんっっっ!!! 優輝さんに何かあったら優愛が悲しむでしょう!」


勇司「母上は一度言ったら聞かない」


歳輝「どんな手段を使っても着いて来る」


優輝菜「母に軍医として来てもらいます」


土方「父上のが良いだろ」


優輝菜「みんな……私が死ぬのが怖いんでしょ? 母と歳輝とは血液の型が私と一緒なんです。 私が撃たれて血が足りなくなったら少し頂きます」


土方「勇司と優愛は……」


優輝菜「二人は歳と一緒です」


未来で血を取って調べといた。


優輝菜「因みに、総司は誠と一致してます。優衣は愛優と……」


慶喜「違う血を入れると、どうなる…」


優輝菜「体が拒絶反応を起こします。
そしたら……助かりません」


慶喜「…………………………成る程」


優輝菜「だから……私は…行きますね」


陸「陸斗も調べられますか?」


優輝菜「お父さんに聞いて?キットを持って来ているかどうか……。

でも、産まれたばかりでは、母の血が入ってるので、調べられるなら、陸斗が10歳過ぎてからのが正確だよ!」


陸「へぇ〜〜〜………」


慶喜「山崎、島田を筆頭に監察を入れ、支那人の潜伏先を洗い出せ。それから陸の隊を出動。現場を押さえて一気に攻めろ」


警視庁・軍「はっ!」




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父「俺も行く」


母「病院どうするの!」


父「松本先生がいる。家族が沢山行くんだ!仕事に手がつなかいだろ!!!」


優輝菜「お父さん………」


父「俺の血が必要になることも考えられるだろ」


優輝菜「勇司……」


父「俺は行く……。許可はいらない!」


お父さんはそう言って旅支度を始めた


父「優輝菜………」


背中を向けたまま………


父「二度も死ぬなよ………」


お父さんの背中が初めて小さく見えた


優輝菜「………………………。はい」


父「仕事に戻れ。優衣一人じゃ大変だろ」


優輝菜「分かった………」




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