式が始まった……。神主さんを大分お待たせした様だ………
土方「化粧直した意味ねぇ……し……」
優輝菜「始めに撮影しとくべきでした」
これからこの時代のカメラマンが来て撮影がある。
土方「違いねぇ………」
今回は左之達がビデオやデジカメの撮影担当……。土方家は最前列……
勿論、土方の兄弟や優愛の従兄弟達も来ている
優輝菜「幸せすぎる」
土方「俺は複雑だ………」
優輝菜「陸は、赤子の時に、両親から捨てられて……凄く苦労したの……。
甘えたくても甘える相手もいないし、家族を知らなかったんだから……
大事にしてあげてね?」
土方「分かってる………」
優輝菜「歳には気持ち分かるでしょ?」
土方「あいつよりはマシだ……。兄弟がいたからな………」
優輝菜「そう遠くない未来に私達もおじいちゃん、お婆ちゃんになるね……」
土方「はぁ〜〜〜〜〜〜………」
優輝菜「婿養子にすれば?」
土方「いや……。どんな出生でも姓を断つのは良く無い……」
優輝菜「ふふふ………」
土方「なんだよ………」
優輝菜「何だかんだ陸の事をちゃんと考えててくれてるんだね…。安心した」
土方「……………………………。」
……………………………
三々九度は……やはり大爆笑………
土方「思い出すな……。あん時は生きた心地しなかった………」
優輝菜「楽しかったね………」
土方「まぁ……な……」
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それから数ヶ月………。
土方は屯所近くに両親に家を借りてくれた。そこで両親は開業し、大繁盛……。
優輝菜や優衣も助手としてたまに病院の手伝いをしていた。
優愛は祝言後、直ぐに妊娠……。
土方「もう……じいちゃんか………」
優輝菜「若いおじいちゃんだね……」
土方「お前もな……。」
優輝菜「何て呼ばせるの?」
土方「じいちゃんは嫌だな……」
優輝菜「歳じぃ……とか……」
土方「…………………殺すぞ」
優輝菜「…………………真面目に言ったんだけどね……」
土方「歳三さん……だな……」
優輝菜「真面目に言ってんの?」
土方「大真面目だ」
優輝菜「……………………………。
私は優輝ちゃん!」
土方「真面目に………」
優輝菜「大真面目に言ったんだけど…」
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