土方「説明しろ」
優輝菜「勇司………」
勇司「一方的に陸達に鉄パイプ振りかざして来たんだよ……。圧倒的に相手のが人数多かったし、陸は今は子供がいるから出来ないってハッキリ言ったのに……」
土方「何やってんだ馬鹿野郎っっっ!!! この時代ではお前らは存在してないんだっっっ!!!」
勇司「だから参戦して片付けて逃げたんだ………。仲間だから……助けないと………」
土方「はぁ〜〜〜〜〜〜………。
怪我は………」
勇司「擦り傷だけだよ……」
土方「優愛もか?」
優愛「はい………」
ゴンッ! ゴンッ!
土方「武器持ってる相手に餓鬼が突っ込んで行くなっっっ!!!」
優愛「陸達がやられちゃってたよ……。
見てるだけなんて出来ないよ………」
土方「優愛っっっ!!! お前は女だ!」
優愛「母上だってそうじゃないっっっ!!!」
ゴンッ!
優輝菜「何で私が拳骨を頂いたのか分かり兼ねます」ナデナデ
自分で慰める優輝菜。
土方「女らしく育てろっっっ!!!」
優輝菜「無理」
土方「はぁ?」
優輝菜「私と歳の子だし、勇司も優愛も仲間を守ったの。 何が悪いかさえ分からない……。仲間を守った二人を褒めてあげるべきじゃないの?」
土方「明治では褒める。だが、この時代では違うだろっっっ!!!」
勇司「後で陸達に散々怒られたし、俺らの世界に入るなって言われたから大丈夫だって! それからすぐじいちゃんちに預けられたし………」
土方「勇司は優愛を守るべきだったんじゃないか?」
勇司「……………………………。」
土方「守るべき者を間違えちゃいけねぇ………」
勇司「……………………………。はい」
土方「……………………………。
怪我が大した事無くて良かった」
二人の頭を撫でる土方…………
優輝菜「優愛……脳潰れてない?大丈夫?」
優愛「………………………。多分……」
土方「んな思いっきり殴ってねぇ……」
優輝菜「私は痛かった」
土方「優輝菜には脳が入ってないから心配ねぇ………」
優輝菜「ケラケラケラケラ。
面白い………。かかって来い!!!」
土方「ほらな? 能無しの行動だ……。
こうはなるなよ?」
三人「はいっっっ!!!」
優輝菜「……………………………。
馬鹿にするなぁ〜〜〜〜〜〜!!!」
土方「さっ!蚊に刺された……。部屋に戻るぞ〜〜〜………」

