浅葱色に射す一筋の泪





土方「優愛……この時代には置いて行かない」


優愛「……………………………。」


勇司「優愛………。諦めな」


優衣「優愛はこの時代では生きていけないよ……。この時代の法は厳しいの。
優愛が残ったら……みんなに迷惑かけるだけだよ………」


陸「家族って大変だな………」


凜「いや……でも、此処は特殊だから」


優愛「……………………。分かった…」


誠「父上……早く帰りたい」


総司「……………………………。
そう………だね………」


愛優「私も帰りたいっっっ!!!」


優衣「……………………………。
空気………すっごい冷たくしたね?」


優衣は誠と愛優の頭をクシャクシャに撫で回し、場の空気を戻そうとする


父「ははは………。お祖父ちゃんが悪かった!! さっ!食べよう!食べよう!」


母「そっ!そうね! 食べましょ!!」


……………………………


優輝菜「お父さん、お母さん……」


父・母「ん?」


優輝菜「帰るまでに、医療を徹底的に叩き込んで欲しいの………」


全「っっっ!!!」


優輝菜「今まで、医療なんて……興味なかったけど……、まだまだ明治は医療技術が悪いの……。 一人でも多くの命を救いたい………」


父「……………………………。
優輝菜が……………。 お母さんっ!」


母「優輝菜が……………………」


優衣「ふふふ……。優輝がねぇ………」


優輝菜「あっちでも出来る様に、原始的に………」


優衣「私もやる…………」


土方・総司「私も教えて下さい!!!」


父「分かった………」ニコッ!


母「遊びの合間にね? 孫と過ごすのも大事だから」


優輝菜「相変わらず抜けてるね〜〜。
お母さんは………」


母「ママ………じゃないの?」クスッ!


優輝菜「流石に子供が出来たら……ねぇ〜〜〜………」テレテレ


土方「照れてやがる…ククククク」


優輝菜「黙れっっっ!!!」


土方「はいはい……ククククク」


優輝菜「殺しますよ?」


土方「嫌です」


父「そんな言葉を使うな」


優輝菜「はいはい」


優輝菜はビールをがぶ飲み