浅葱色に射す一筋の泪





優輝菜「これは私の憂さ晴らしなんだけど………」


一「優輝菜。こいつらにバイクの免疫はない」


優輝菜「あぁ……情けない……」


一「皆お前の様な男ではない」


優輝菜「お。ん。な!」


一「お前らもこの男になりたく無かったら少しは大人しくしろ」


一ちゃんは優輝菜の襟首を掴んで立ち去る。


優輝菜「優輝菜はおーとーめー!!!」


一「寝言は寝て言え」


優輝菜「おーなーごー!!!」




……………………………





平隊士「斎藤さんも……面白いな……」


平隊士「本当だな……。驚いた………」




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優輝菜は翌日、総司と休み。


優輝菜は総司とバイクで開化派、事大党の村へ向かった


優輝菜が取り上げた赤ちゃんの検診。


全員順調に育っていて、可愛い赤ちゃんに癒された優輝菜と総司。そして通訳。


優輝菜「鶏捌いて欲しいんだけど……」


村人「どれ位?」


優輝菜「20羽。あと……卵30個」


村人「……………………………。
お〜〜〜〜〜〜い!!!手伝ってくれ!」


村人を沢山呼んで鶏を捌き始めた。


優輝菜はお金を払った。


優輝菜「お酒に漬けてくれる?」


村人「は?」


優輝菜「お酒に漬けて置くと臭みが消えて肉が柔らかくなるんだよ?」


村人「へぇ〜〜〜〜〜〜!」


優輝菜「やってみな? なんなら、漬けて置いたのを売ると良いよ」ニコニコ


村人「やってみるよ!
ありがとうございましたぁ!!」


事大党も開化派も仲良くやってるようで安心した………。


総司「一人で夕餉作るの?」


優輝菜「ううん? 総司と作るんだよ?」


総司「………………………。ヤダ!!
折角の休みなのに………。」


優輝菜「部下が溜まってんだから…たまには美味しいもん食べさせてやろうよ!

親子丼ね〜〜〜〜〜〜!!!」


総司「……………………………。やだ」


優輝菜「玉ねぎ買って帰ろう!!!」


総司「ちゃんと聞いて?何を作るかなんてど〜〜でも良いの!!!
嫌だって言ってるの!!!」


優輝菜「問答無用っっっ!!!
お前も上司だろ〜〜〜。少しは身を削って部下の為に何かしなよ。」


総司「私だってやってるよ!お酒飲んだり………。 お酒飲んだり………。

……………………………。


お酒飲んだり………。」


優輝菜「……………………………。
つまるところ……酒しか飲んでないんだろ? そんな大した仕事ないし……火の番とかき混ぜること位しろよ!!!」


総司「あぁ。それ位なら良いよ?

て……言うか……、凄い量だね……。

おも……過ぎ………」


優輝菜「バイク迄だから頑張って!!
半分は持つから………」