浅葱色に射す一筋の泪






翔が鼻歌を歌っているので、優輝菜はそれに合わせて歌い始めた。


陸も空軍も………。


幹部は手拍子を始め、すげぇ音痴なハーモニーとなった。


優輝菜「懐かしいなぁ〜〜〜!!!」


翔「腹減ったぁ〜〜〜〜。炊き出しの匂いで腹鳴りまくりだよ」


優輝菜「行こう!手伝えば早く食べられるよ! 最後の奴は優輝菜のビンタね!

よーーーーーーい! ドンッ!」


幹部「ギャーーーーーー!!!」


我先に突っ走る面子………


優輝菜は一足早く走り出したから抜かされることなく1着!


全員が戻るのを待って最後だった陸をビンタッッッ!!!


バッチーーーーーーン!!!


陸「おっ母っっっ!!!」


バチン!!!


優輝菜「おっ母は止めろ!!!」


幹部「ゲラゲラゲラゲラゲラゲラ」


陸「くそばばぁ!!!」


優輝菜「……………………………。」


パキパキパキパキ


関節を鳴らす優輝菜


陸「……………………………。
すみません。母上………」


優輝菜「よし! ご飯ご飯〜〜〜!」


スキップしながら炊き出しの手伝いをする優輝菜


土方「随分ご機嫌だな………」


翔「吹っ切れたんっすかね………」


左之「終わらせて帰ろう………」


幹部「あぁ………」





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平隊士に順で休ませたものの………


ストレスMAXの平隊士………。


あちこちで喧嘩が絶えない………


その都度幹部が何人か出て収集させる。


優輝菜「今度はどうしたぁ〜〜〜?」


大体は言いがかりや誤解から喧嘩に勃発し、ヤジが飛び、見物してる平隊士も楽しんでいる………。


優輝菜「止めろって〜〜〜〜〜〜……」


間に入るが、優輝菜を交えて胸倉を掴み合い、興奮してる平隊士を抑え付けるのは容易ではない………。


ガゴンッ!


全「……………………………。」


間に入っている優輝菜が殴られた