浅葱色に射す一筋の泪






山南「何とかブロックはもう平気なんですか?」


優輝菜「麻呂が真珠湾攻撃をしないよう、言い伝えてくれたみたいでね……。
真珠湾攻撃は起きなかった………。

この前、父に診てもらったけど、私も優衣も右曲ブロックは見つからなかったよ? この時代の診察だから完璧じゃ無いかもしれないけど、心臓外科医が専門の両親だから……大丈夫だと思う」


山南「良かったですね!」


優輝菜「お陰様で………」


近藤「長生きしろよ〜〜〜?」


優輝菜「ですね〜〜〜!」


土方「挟まってる方はどうなんだ」


優輝菜「どうなんだろう……。発作が起きてないから大丈夫なんじゃないかなぁ〜〜〜」


土方「相変わらず良い加減だな」


優輝菜「笑っていられるのが元気な証拠って事で………。お父さんが何も言わなかったのは、この時代の医療技術じゃまだ分からないんじゃないかなぁ〜〜。

私には分からん! ケラケラ…」


晋作「戦中発作が起きた場合、どうすりゃいい………」


優輝菜「さぁ……。寝れば良いんじゃね?」


平助「てめぇの体だろっっっ!!!」


坂本「優輝菜ぁ〜〜〜………」


優輝菜「もし、戦場で倒れたら……助けに来んなよ? 誰も……。

清に負けたら日本は終わりだ」


土方「おいっ!」


優輝菜「何十万人の命背負ってるテメェらがやることじゃねぇっ!って言ってんだよっっっ!!!

その日の戦が終わったら探しに来てくれりゃ良いから………」


全「優輝菜………」


優輝菜「興奮しちゃったけど……、現状は痛くも痒くもねぇから…心配すんな」


近藤「親心って奴だ……。馬鹿野郎…」


優輝菜「ありがとうございます。

大〜丈〜夫だからぁ!!!」


左之「そうだな!元気そうだしな!」


新八「殺したって死なねぇよ!優輝菜は!!! ケラケラケラ」


一「李朝朝鮮に到着しても早々に銃撃戦は無いだろうしな………」


晋作「陣営作ったり配置考えたり……当分は偵察位だな………」


優輝菜「実際船のが危険だろうしね…」


土方「あぁ………」


優輝菜「東郷さんは日露戦争でも第一線で戦うのは分かってんだけど………」


土方「英雄か………」


優輝菜「レジェンドだな………」


晋作「日本語で話せ」


優輝菜「伝説だよ………」


坂本「英語でもう一度言うきに!」


優輝菜「れ じぇ ん ど」


坂本「かぁっこ良いきに〜〜〜!!!」


翔「レジェンドって伝説って意味だったのか………」


陸「湘南連合はレジェンドっすね!!」


優輝菜「勿論ですともっっっ!!!」