午前3時、先生のカオ。







「あぁぁぁぁ!!」


 誰かにこの気持ちを打ち明けられれば、きっと楽なんだろう。


 だけど、あたしも分かっている。

 夏希に否はないことを。





 何時間も泣いていると、ふとドアが「コンコンコンッ」とノックされた。


「……お姉ちゃん?」


 あたしは泣くのを止めた。

 あたしを心配するような声の主は、皮肉にも、一番恨めしい夏希だったから。



「は、入るよ?」


 返事もせずずっとドアを睨んでいると、夏希が遠慮気味にそう言い、部屋に入ってきた。



 やっぱり夏希は可愛くて。


 着ている白いワンピースがよく似合う。

 あたしには絶対似合わない、可愛いワンピース。



「お姉ちゃん……っ!どうしたの!?」

 そして、優しくて。



 夏希はティッシュを何枚か取ってそれをあたしに渡そうとする。

 あたしは、その手を払った。


 そして、夏希をキッと睨む。



「あんたのせいよ……」


「えっ?」


「…あんたさえ、いなければ!」


 あたしは夏希に飛びかかり、夏希の首を強く握って絞めた。



 あたしの抱えてた爆弾はもう、跡形もないくらいに爆発して飛び散ってしまっていた。




「ゲホッ、おね、えちゃ……っ」