「あぁぁぁぁ!!」
誰かにこの気持ちを打ち明けられれば、きっと楽なんだろう。
だけど、あたしも分かっている。
夏希に否はないことを。
何時間も泣いていると、ふとドアが「コンコンコンッ」とノックされた。
「……お姉ちゃん?」
あたしは泣くのを止めた。
あたしを心配するような声の主は、皮肉にも、一番恨めしい夏希だったから。
「は、入るよ?」
返事もせずずっとドアを睨んでいると、夏希が遠慮気味にそう言い、部屋に入ってきた。
やっぱり夏希は可愛くて。
着ている白いワンピースがよく似合う。
あたしには絶対似合わない、可愛いワンピース。
「お姉ちゃん……っ!どうしたの!?」
そして、優しくて。
夏希はティッシュを何枚か取ってそれをあたしに渡そうとする。
あたしは、その手を払った。
そして、夏希をキッと睨む。
「あんたのせいよ……」
「えっ?」
「…あんたさえ、いなければ!」
あたしは夏希に飛びかかり、夏希の首を強く握って絞めた。
あたしの抱えてた爆弾はもう、跡形もないくらいに爆発して飛び散ってしまっていた。
「ゲホッ、おね、えちゃ……っ」


