午前3時、先生のカオ。








 最低、最低だ。




 醜い、嫉妬。

 だけどもう、あたしには夏希を許すことが出来なかった。



 田浦くんが夏希に惚れたのは、夏希が笑顔でありがとうと言ったからだ。

 夏希がプリントを落としたからだ。



 夏希なんて……。




 泣きながら、走って走って、家に辿り着いた。

 玄関で適当に靴を脱ぎ、二階に上がった。


 そして自分の部屋に入ると、制服を着たまんまベッドに飛び乗った。


 声なんて、押し殺せなかった。

 子供みたいにわんわん泣いた。


 願った。

 夏希が死ぬことを。


 ただひたすらに、願った。



「夏希なんてっ……夏希なんて!」


 痛かった。

 嫉妬にまみれたあたしの心は、本当に痛かった。


 悲しかった。

 辛かった。

 苦しかった。



 ベッドをバンバン叩くが、痛みは消えてくれない。

 逆に増すばかり。