午前3時、先生のカオ。








 いや、そんなことはない。


 だけど一度抱いてしまった期待は、中々消えてはくれず。

 勝手な想像にただ、あたしは胸を躍らさせていた。












 放課後。


 教室にたった二人残った。

 お互い顔を赤く染めて、向き合う。



 あたしの胸は、トクントクンとうるさいくらいに響かせていた。




「あの、さ……」

 田浦くんが口を開く。


「う、うん……」

 あたしの緊張は、頂点に達していた。



 返事はなんて言おう?

 あたしも好きです、とか?喜んで、とか?


 なんてことを考えていたあたしには、田浦くんの言葉があまり聞こえていなくて。



「……なんだ」


「え?なんて?」


 あまりにも声が小さかったし、考え事をしていたせいだろう。

 あたしは聞き返した。


 すると、もっと顔を赤らめた田浦くんは、

「俺……千夏の……」


 ドキッ

 その先の言葉を想像して、胸が、鼓動が、とても速く脈を打っていく。



 田浦くんはなにかを決意したように、俯いていた顔をバッと上げた。


「千夏の、妹の夏希ちゃんが好きなんだ!!」