午前3時、先生のカオ。













「はい、出来ましたよ」


 そう言いながらカレーを玲汰先生の所へ持って行くと、玲汰先生はあたしをチラッと見た後、テーブルいっぱいに広げていた紙やノートを急いで片づけた。


 あたしはその様子を見てここに置けってことだろうと思い、なにも置いていないテーブルにカレーを二つ置いた。



 さっき片づけたのはおそらく、提出物とかだろう。


 この人が教師だということを、今更ながら実感する。




「どうぞ、カレーです」


「ああ、ありがとう」



 やっぱり、玲汰先生はあんまり喋らない。


 いつも学校で見ている玲汰先生からは全く想像できないけれど、あたしはすっかりこのモードの玲汰先生に慣れてしまっていて、何とも思わなかった。




 二人ともスプーンを持って「いただきます」と言うと、同時に食べ始める。


 玲汰先生はカレーの味についてはなにも言ってくれなかったけれど、全部食べてくれたからきっと美味しかったんだと、勝手に解釈した。