ごめんなさい、玲汰先生……。 あたしは玄関へと繋がっている廊下の途中で立ち止まって下を向いた。 きっと、見られたくなかったであろう写真のはず。 きっと、隠していたい過去のはず。 だから、写真について触れなかったんだよね? なのに、見てしまった。 そして今、そのことでこんなにもモヤモヤしているあたしがいる。 「あーあ、本当についてないな」 壁に凭れかかって、あたしはそう呟いた。