あたしはソファに腰かけながらそう言った。
玲汰先生はあたしが返事をしたことを確認すると、リビングから出て行った。
「あー、暇だなぁ」
なんて言いながら、机の端に置いてある紙束に手を伸ばす。
玲汰先生はダメだって言ってたけど、そう言われると見たくなっちゃうのが人ってものでしょう?
「ふふーんっ、玲汰先生も意外と抜けてるなぁ。」
紙束を手にした瞬間、
「わっ」
紙を取った手が緩かったからか、パラパラパラと紙が床に落ちる。
「ヤバッ」
ソファから降りて紙を集めていると、
「ガンッ」
今度は、机に肘をぶつけてしまった。
「いったぁ……ホント、ついてない」
拾い集めていた紙なんて放って、肘を押さえる。
もしかして、玲汰先生の言うことを聞かなかった罰?
「あー、もう!………あれ?」
肘の痛みも減り、再び紙を集めようとした時、あたしは沢山の紙の中に埋もれているものを見つけた。
紙をどけ、それを手にする。
「これ……」


