午前3時、先生のカオ。








~美和side~








「はぁ……」


 幼馴染でもあり、親友でもある千夏のため息を聞くのは意外と辛いものだ。

 夏希ちゃんが死んじゃった時もそうだった。


 まあ、今回は全然軽いんだけど。



 なんの鍵かは分からないけど、鍵って結構重要なものだ。

 だから、早く見つかるようにあたしも祈っていた。




「まあ、学校に賭けようよっ、ね?」


「うん、そうする……」


 とか言いながら、テンションが下がっている千夏と歩く通学路。

 朝の空気が気持ちいいのに、千夏ってば勿体無い。



 空を見上げ、綺麗な秋晴れだなーと思いながら彼を思い出した。

 もうずっとこんな感じだな、あたし。









------------------




 学校に着くとあたしは、千夏と別れて職員室へと向かった。

 昨日出し忘れた数学の宿題を渡すためだ。




「しっつれいしまーす」


 あたしが職員室に行くときは大体なにかをした時。

 怒られたり呆れられたりするのがほとんどだから、あたしはこの部屋が大っ嫌いなんだ。