午前3時、先生のカオ。






「え?どんな鍵?えっと……」


 そう言いながらあたしのほうに視線を向けた美和。


 あたしは焦りつつも、

「もんさんのキーホルダーが付いた鍵!」


「もんさんのキーホルダーが付いてるやつ!……うん、そうそう。ピンクのやつね」


 美和はあたしが言ったことを繰り返して言った。



「うん、うん……え、嘘。本当に?」

 少しずつ、美和の顔色が曇っていく。


 あたしの心もそれと比例して不安感を抱く。



「うん、うん……ありがとう。」

 美和はそう言うと、携帯を耳から離してあたしの方を向く。


「ど、どうだった?」

 そう聞くと、美和は首を横に振った。



「はぁ……」


 あたしはため息を吐く。



「どうしよう……」


「いや、学校かもしれないじゃん!まだ諦めるなっ」


 美和がそう言って慰めてくれたから、ほんの少し元気になった。



 玲汰先生に謝らないといけないな。


 やっぱ怒られるよなぁ。

 もしかしたらもう来るなとか言われたりして……。



 大きな不安を抱えながら、あたしは家まで帰って行った。