午前3時、先生のカオ。







「……そうかも」


 今朝、キーケースの中に入っていたことは確認している。

 ていうことは、カフェで落とした可能性もあるってこと。



「ちょっと行ってくる!」


 大分カフェから歩いてきたけど、そんなの関係ない。


 あたしは走り出そうとした。

 でも、

「ああ、いいよ、千夏!」

 美和が引きとめたため、あたしはその場で止まり、美和のほうを見た。


 美和は満面の笑みで、

「あたし、店員さんの電話番号聞いてんだよね」

 携帯を振った。



「ああ……」


 そういえば、そんなことしてたな。



「じゃあ、お願いっ!」


 顔の前で手を合わせて美和にお願いすると、

「りょーかいっ!」

 と、美和が電話をかけ始めた。




 あたしは祈るように美和を見つめる。



「あー、もしもし?さっきはどうも、美和です」

 良かった、どうやら繋がったようだ。


「ねえ、店に鍵、落ちてない?」