それから、どのようにして一夜を過ごしたのか覚えていない。
ただ、夏希とよく遊びに行った公園でお母さんに見つけられ、家に帰るように促されたため翌日、家に帰った。
たった一日。
あの日だけで、その後は父も母もあたしに対して何も言って来なかった。
だけど、それと同じだけ、あたしと関わっても来なかった。
どんな思いであたしを見ているのか。
どんな風な目であたしを見ているのか。
あたしと同じ家に住むことは苦痛ではないのか。
何故、あたしと一緒にいるのか。
あたしには、どうしても分からない。
でもきっと、あの日言われたことが、本心だ。
きっとずっと、あたしを恨んでる。
あたしは両親に嫌われているんだ。
あの日から、あたしの心に大きな釘が刺さっている。
あたしを見た、あの目も。
あたしに言った、あの言葉も。
すごく鮮明に覚えていて、いつだってあたしの心を抉るのだ。
………補導されたあの日もそうだった。


