「はやく呼吸器を!」 「急げ!もう時間がない!」 聖奈が倒れてから急いで救急車を呼び、俺らは病院にいた。 「聖奈…聖奈…」 お願いだから助かってくれよ… もう一度俺に大好きだって言って笑ってくれよ… どこにもいかないでくれよ…! 「頼むからっ…」 ただただ祈ることしかできない俺を悔やみながら、手を合わせ続けた。